車輪の国、向日葵の少女
あかべぇそふとつぅ発売の「車輪の国、向日葵の少女」クリアしました。
いろいろ損しているなというのが感想。まずタイトルが硬すぎ。「車輪」という単語の影響だとは思うんですけど、間口を自ら狭めていますね。また開発元が発売していた作品が全てクソゲーである点が、購買意欲を削いでいるような気がしないでもない。過去の汚点をブランドとして引き摺っちゃってるね。
損しているといったのは佳作だからです。どれぐらいセールス叩いたか知りませんけど、それなりの知名度のあるブランドから出せば相当売れたと思います。
シナリオは、私の笑いのツボに妙にはまったので好印象。しかしテーマ性を語れるほど饒舌でないし、シナリオ展開に無理があるし、パラレルワールドな設定なのでリアリティは出せるわけが無い。幻想の世界でヒューマンドラマを頑張って作りましたよっ・・・て感じの、大量生産されてるどーでも良い作品かな・・・と4章終了時までは思っていました。
しかし最終章5章で賞賛すべきシーンがありました。散りばめられた伏線が収束するポイントといったら良いかな。他の作品を借りてくるのなら・・・
Ever17のココ編で世界のカラクリが判明する瞬間
シンフォニック=レインでトルタ視点シナリオで物語の裏側が明かされる瞬間
これらに似た衝撃を久々に体感する事ができました。この点だけで佳作の評価をあげていいかなと思っています。・・・ただね・・・褒めるところが・・・
そのシーンだけなんだけどね(笑)
ヒロインが4人居るけどシナリオは一本道。それなのにヒロイン毎のエロシーンを追加する為に仕方なくヒロイン別のルートに分けてる。おかげで後日談をみるためだけに各ルートを殆どスキップ状態でプレイしなければならない。この作業がだるい。シナリオが一本道ならエンディングも一つに纏めたらよかったのに。後付のエロシーンなんて百害あって一利無しという事がよくわかる典型的教材ですね。
音楽は良、OP・ED・挿入曲は片霧烈火さんが歌われてる。私は彼女の声は好みじゃないので、そんなに名曲とは思わなかったけど、巷では人気あるらしいよ?
CGは合格点はあげられる。素晴らしく良いというわけではない。もっとCG枚数が欲しかったという思いはあるけどね。
演出は弱い。といっても比較対象が最近レベル高すぎるからだけどね。一昔のAVGよかナンボかマシよ?
システムは必要十分。唯一の不満点は、章間のセーブはタイトル画面を流用しないで欲しかったという点。タイトルに戻るぐらいだから自動セーブされていると勘違いし、保存せずに終了してしまった。いや私の不注意なんですけど・・・絶対同じミスで泣いた人がいると思う。いるよね?
そうそうエロゲー批評空間で高評価のようですね。私は佳作どまりでしたが、年間1位に挙げられている方もいます。各人の感じた評価ですから何も言いますまい。
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