映画・テレビ (Page 2)

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サイレン 映画版

久しぶりに映画見てきました。
といっても1月ぶりですけどね。

見てきたタイトルは、PlayStation2のホラーアドベンチャーゲームとして発売されたサイレンの映画版。ゲーム発売前のCMが、あまりに怖すぎてクレームが続出した話は記憶に新しいですね。近くに続編が発売されるとの事で、メディアコンプレックス効果を狙った戦略なんでしょう。

で、感想は・・・最低


オチを話すのは反則なので公言する事は避けますが、ストーリーテラーとしてのプライドも何も無い片手間で作った作品といった感じですな。1つ1つシーンが繋がりもなく詰め込まれただけという感じ。伏線回収で驚きを喚起させたいのなら、もっと整合性を意識したシナリオを練るべきですね。

ゲームでは細かいディティールが語られているのでしょうが、映画版では説明をはしょり過ぎ。つまりゲームやらないと理解できませんよと言外に訴えているよう。一つのメディアで語れない情報を詰め込むなと言いたい。

商業主義最悪。

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ドラゴン桜

阿部寛主演の「ドラゴン桜」を1-8話までぶっ通しで観てみました。なんだかハチクロと連続してぶっつづけで観てたら頭いたくなってきました。

要約すると、偏差値30台の馬鹿高校生を1年間で東大に現役合格させて有名になったあかつきには本業で一旗あげられるんじゃないかと腹黒く思っている喰えない弁護士の話・・・・・・・要約されてねー

東大合格の為の勉強方法だけでなく、実際に役立ちそうな科学的勉強法などが紹介されています。暗記物は夜に行い睡眠をとることで長期記憶として定着させるなどの勉強法は、資格勉強や英単語の記憶などで使えると思うので私も実践していこうかなと思ったり。

ドラマ部分の方は、あまっちょろくて幻想家な生徒・教師が大量に登場するところが食傷気味。しかも勉強の合間のイベントが多すぎるよな・・・勉強しろよとつっこみ。生徒役の演技力はそれなり。ガキでで客観性の無い学生を上手く演じられているのではないかな。

漫画版を私に紹介してくれた友達は、ヒロインが他校の東大理三受験志望者に淡い恋心を抱くあたりから、つまらなくなってきたと言ってました。無理に人間ドラマしなくていいんでないかなと私も思ったり。ドラマでは、この茶番劇部分が幾分多いのが問題か。

とりあえず、なんの頭も働かせずに観る事ができるドラマなのがいいね。

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姑獲鳥の夏 映画版

京極夏彦原作の「姑獲鳥の夏」映画版を観てきました。

途中で寝てしまいました(爆)。寝るほどつまらないという事では無いと思います。前日5時まで起きて勉強してたのが原因ですね。以下感想は途中で寝てた人間の戯言と聞き流してください。

一言で言うと面白く無かったです。(あれ?w)
雰囲気は明智小五郎シリーズみたいな古典推理サスペンスもの。何も映画でやらなくとも夏のサスペンススペシャルとかでTV放映すればいいじゃん、というぐらいの出来。尊敬する水木しげる氏役で出演できた京極氏にとっては映画化の意味はあったのかもしれないけれど・・・

そもそも京極氏の高密度の物語を、2時間程度の尺で詰め込もうというのが無理なのではないかな。京極堂シリーズの妙味は、京極堂が語る必要以上の蘊蓄にあると思っています。しかし映画版では蘊蓄の表面をなぞっているだけに過ぎなかった。深いレベルまで語るとするならば、文字ベースで反復し提示しなければ読者の理解は得られないと思うのです。時間の限りある映画は初めから京極堂シリーズを表現しうるメディアではなかったのではと思いました。

今作品の核ともなる姑獲鳥の由来。中国伝来の「こかくちょう」か、日本伝承の「うぶめ」か。この辺りの説明も不十分に感じました。「産女」と脳内変換せよという事か?。ここはきちんと文字で提示する必要があるでしょう。名称・名前の記し方には意味があり、その由来を楽しむ事ができる或る種文献的な側面が、京極堂シリーズの面白さなのだから。

結論からしまして、私としましては映画版は残念ながらお奨めできません。
原作読みましょう。

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スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

7月9日の全国拡大ロードショーに先駆けて、先々行ロードショーで「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」を観てきました。

とりあえず最初に一言書いておきますが、エピソード1~6の中で一番面白いです。スターウォーズファンなら納得なできかと思います。ファンでなくとも十分楽しめるかと思います。

----以下、おおよそのストーリーラインがわかってしまうネタバレを含みますので注意してください----

----あと、脱線しまくりで映画の評論でもなんでもないので注意してください(笑)----

後期三部作の主人公ルーク・スカイウォーカーの父であるアナキン・スカイウォーカーが、何故にダークサイドに堕ち、いかにしてダースベイダーとなったのかを描く前期3部作の完結編になります。

エピソード1・2ではアナキンがジェダイの若き才能として芽をだし成長してゆく様を描いていました。同時に彼の奥底に眠る自尊心・傲慢の感情が見え隠れするというものでした。

その伏線を色濃く残した形で今作は始まります。マスター(師匠)であるオビ=ワンを敬いながらも反発を抱くアナキン。パルパティーン議長との親交を快く思わないジェダイ評議会への苛立ちは募るばかり。そんな負の感情に纏わりつかれたアナキンを憔悴させる或る出来事。そこに蛇が忍び寄り囁く---暗黒面への誘い。

善悪の境界線上を苦悩しながら歩むアナキン。そんな彼を暗黒面へと引きずりこむことになる重大な事件が起こる。彼が善の道を踏み外した原因は意外にも、否、非常に人間らしい感情の故でした。

そして彼は暗黒面に堕ちる・・・

奈落へ突き進むが如く堕ちてゆくアナキン。彼が暗黒面に堕ちてまでして得ようとした目的は、その手段にとって代わられる。一度傾いた善悪の天秤は元に戻らない。

私はハッピーエンドや勧善懲悪の物語も好きだけれど、それ以上に皮肉と不条理に塗れた物語も好きなのです。今回のエピソード3がまさにそれ。アナキン・スカイウォーカーは単純に悪に堕ちるわけではなく、苦悩しながらも自らの意思で悪の道を選択してゆくのです。その決意の根源は純粋なものであったはずなのに、その結果は全てを嘲笑うかの様な最悪のものに終ります。まさに皮肉、まさに不条理。しかし彼が招いた必然でもあるのです。そんなやるせなさが漂う幕切れでした。

人間は少なからず美醜両面を抱いているはずです。その表裏すべてを以って人間らしさをが語られるべきです。その意味で今回の主人公アナキン・スカイウォーカーは、まさに人間らしく人の道を踏み外したという事でしょう。

エピソード4~6では彼の息子ルークが同じく善悪の天秤にかけられることになります。ルークは悪に堕ちずにジェダイの道を貫く事になります。ルークとアナキンとを善悪に隔てた原因はなんだったのでしょうか。

犯罪学という学問があります。いかに人間は犯罪を犯すように至るのか。犯罪者はどのように生まれるのか。社会学的見地、遺伝的見地、様々な学説があります。一時期は生来的な特徴、つまり骨格や血から犯罪傾向を分析する説が主流になったこともあります。ご存知の通り、その熱が過激化し優生学が生まれる事になります。その結果、人種差別という悲劇が起こるわけです。現在、このような説は主流ではありません。その名残で血液型性格判断があり、日本人の大半が何故か信奉しているのです。その暗い背景を知る事もなく。(参考の読み物

大きく脱線しましたが、人は生まれながらにして犯罪者になるわけではありません。それでは社会学的見地だけで語れるでしょうか?。つまりスラム街に生まれたからといって必ず悪に陥るのでしょうか?。自信以って否と答えられるでしょう。生来的傾向よりは幾分影響が大きいものの、人は環境のみで犯罪を起こすわけではありません。

結局、生来的気質・社会的環境、様々な原因が相俟って人の行く道に影響を及ぼす事になります。しかし最後には各人の判断により人の道は選択されるのです。スターウォーズにおけるアナキンとルークも同様です。彼らの道程を振り返った結果、鏡面を挟んだ表裏のような善悪の物語が紡がれたに過ぎません。

人は容易く善悪の間に横たわる河を渡り彼岸へと踏み出す事ができるのです。日常のすぐそばにある狂気、悪、犯罪。その一歩を踏み出すのは運命論ではなく、統計論ではなく、各人の人間らしい判断によるものなのです。

キリスト教神話体系では堕天(フォーリングダウン)についての話が幾つかあります。つまり天使が堕天使に堕ちる様を描いていますが、スターウォーズはまさにこれに近い。アナキンはジェダイ(天使)からシス(堕天使)に堕天するのわけです。スターウォーズに宗教性を感じるのは、この構図があるからに他ならないと思います。

そして宗教が語る内容は現実の問題を元につくられています。純粋だったものが一瞬にして悪に染まる様は大昔から存在し恐れられていたのです。それが容易に起こる事も周知だったわけです。

善悪という薄っぺらい虚偽のカーテンで隔たれたあやふやな対なる概念。そのうつろいやすさ、人の心の脆さ、そんな普遍的で原初なテーマを扱っているからこそ、スターウォーズはこんなにも過熱的に愛される事になったのではないでしょうか。スターウォーズはアメリカが生んだ一つの神話といっても良いでしょう。

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機動戦士 Zガンダム 星を継ぐもの

映画版Zガンダム3部作の第1作目「機動戦士 Zガンダム 星を継ぐもの」を観てきました。

ヲタの必要条件の一つともいえるガンダム。私、実は観たこと無いんですよね。1年戦争のおおよその流れを知っているだけで、Zガンダムはシャアが出てくるぐらいしか知らない。楽しめるか心配でした。

しかしその心配を良い意味で裏切ってくれました。ざっくり編集されていて話が大きく跳ぶのですが、大筋のストーリーラインはしっかりと掴めます。TV版を観ていなくとも、抜けているシーンを脳内補足する事が可能です。

あるシーンで、旧作カットを映すモニターをキャラクタ達が見ながら会話するという演出がありました。旧作カットのシーンをだらだら流すのではなく、同時に新作カットのシナリオを展開することで、2倍の情報量を無理なく観客に提示する事に成功しています。このような旧作カットの使用方法は非常に効果的だなと感心しました。

上記のような分かり易い構成をとることで、アニメ版を観ていない人でも楽しめるよう努力はしています。しかし、反対にストーリーの細部を知りたくなってしまうのがニクイですね。知りたい場合はアニメDVDを買ってね、ということでしょうw

ストーリーはというと・・・まだまだ序盤といったところで、Zガンダムさえ登場していません。エゥーゴとティターンズという2大勢力と、そこに所属する人間の立ち位置など、初期設定の紹介といったところでしょうか。物語が大きく動き出すのは、今年10月上映予定の第二部「恋人たち」以降なのでしょう。第一部のラストは、かなり続きが気になるところで終了しますので、第2部上映が待ち遠しくなりました。

美術関係については、予想できていたにしろ、やはり一言申したい。全シーンを新作カットで作り直して欲しかった。いかに新作カットとTVアニメ版とをミックスして編集したにしろ、TV版シーンが古臭すぎて違和感ありすぎです。特にモビルスーツ戦の新作カットは、モビルスーツの造形・戦闘のスピード、と見ごたえ十分です。その反動で合間に旧作カットが挟まれると急に萎えてしまいます。

第2部では、新作カットの占める割合を増やして欲しいなと切に願います。

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