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2009/10/12

ホリエモン×ひろゆき 対談

ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」 先週末帰宅時に渋谷のある本屋に杉井光の新作(※1)を買いに寄り道しました。
目当ての本は残念ながら売り切れたのか、はたまた入荷してすらいないのか、
手に入れる事はできませんでした。

帰りがけに読む本がなく暇を持て余してしまうと思い、適当に手を取ったのが
ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」』という本。
誰もがしってるホリエモンと、元2ちゃんねる管理人ひろゆきの対談本です。
終始、飲み屋でのゆるーい会話が延々と繰り広げられます。

 

章立ては以下の通り。

  1. 格差社会
  2. 政治・裁判・税金
  3. メディア
  4. 教育
  5. IT
  6. 食とオンナとオシャレとお金。

1章目の格差社会については最近ホットな話題ですね。
私は、日本ほど格差がない社会なんて無いと思っていますし、
格差が無い社会は逆に気持ち悪いとさえ思っています。
格差の有無は問題ではなく、格差是正の機会が多く与えられ、
広く周知されている事が、健全な社会の要素と思います。
その点、日本は優れていると思うなぁ・・・この章は概ねお二方の意見に同意です。

ただ事業等で失敗した時の再起が難しかったりする点は改善余地ありかなと。
信用といえばそれまでだけど、法を遵守しつつ競争に負けた人達には、
再度浮上する機会は与えられないとならないと思います。


2章で面白かったトピックは、ホリエモンの政治活動時代に得た知識。
政治資金の話は生々しくて面白かった。
裁判官は何も考えていないという暴言はどうかと思うけれどね(^^;
とはいえ私も調停で決定を受けた事があるのですが、
その内容の受益者負担金の対象者が逆になってた事があった。
如何に彼らにとっては日常の仕事の1つであったとしても、
一般人にとっては非常にデリケートなイベントです。
プロの仕事ではないなぁと思った事がありました。
まぁ属人的な問題なんだと思い、やんわりと指摘しましたが。


3章で思った事は、ホリエモンは本当に人の心を軽視するなという事。
成功に至る道筋を立てる為には、コンフリクトを如何に解消するか、
あらかじめリスクヘッジする事がポイントかと思います。
彼はリスクヘッジの重要さを十分熟知していますが、
人の妬み・嫉みというリスクを過小評価しすぎなのではないかと思います。
人の心をケアしないからこそ、彼が無実が有罪なのかは別として後ろから刺されたと。
ライブドアショックって大人気ない喧嘩にしか見えませんでした。

その点、孫正義さんや三木谷さんはうまく立ち回ってると思います。
やっている事は自転車操業で、搾取構造を如何に永続させるかなので、
皆さん同じ穴のムジナと思うのですが、結果に差が出てしまっているね。
アイディアは色々と出すけど結局ライブドアは縮小化してしまった。
ホリエモンの推し進めたいくつかの事業は非常に先進的で応援してたのですが、
どれも実になっていないように思います。
彼には、もっと、したたかに経営して欲しかった。


4章でもホリエモンは極端すぎる。
ひろゆきは様々な人間が居る学校の場の経験が社会生活で生かされると、
学校教育に肯定的な立場にたっているようですが、
ホリエモンは友達をつくるなら塾でも良いし、バカにレベルを合わせる必要はないとか。
実際の所、ホリエモンのような考えが、金を稼ぐという結果を求めると効率的かと思います。
しかし子供時代の記憶や思い出に、ぽっかりと穴があくんでないかと思います。
その穴を埋める事ができるならば、良い人生なんだろうなとは思いますが、
穴を埋める労力よりも、子供時代に学校に通い思い出を作る方が効率的なような気が。

5章は納得。
彼らは形骸的なビジネスの為に作られた標語を良しとしない。
IT業界に勤める人間の殆どが、飾られた言葉がハリボテである事を知っているし、
昔からある商品の名だけをかえてリサイクルしている事も知っている。
だけれどもお金を広く世の中から集める為には、そう言った幻想が必要なのも真。
そんな嘘で固めた業界の憂さを、純粋にストレートに指摘してくれると逆にうれしくなるね。
両者ともIT業界の寵児なわけで、特にひろゆきの業績は社会を変えたレベルかと思います。
彼らは建て前を抜きに語っても良い立場の人間の最たる方々と思います。
いいぞ、もっといったれ!と小さく拍手。(管理人はIT業界だったりするんで)

日本のITはもったいない!という話は、一部はその通りと思います。
日本はガラパゴス諸島で突き抜けまくっていれば良いと思います。
日本を出ない限り、日夜、エキサイティングな体験の場が広がっていきますし。
敢えて感性のずれている海外にあわせなくても良いかと。
ただ、Googleが成した成果は素直に評価すべきかと思いますね。
力任せと言えばそれまでですが、プロセスなんてなんだって良いと思いますし。
お二方は面白いこと至上主義に思われますが、
Googleについてのみプロセスの良し悪しを言及しているのは中途半端だと思いました。

大量のサーバーが連なるGoogleのデータセンターですが運営の実態を聞くと非常に面白いです。
通常、データセンターはPCが熱で故障しないように室温を冷やすのが普通です。
しかしGoogleは冷房のコストより、壊れたPCを交換する方がコストが安いからといって、
冷房かけていないで、がんがん壊れるPCを、流れ作業のように交換しているそうです。
スマートさよりも数値・実益を究極的に求めた形かと思います。
これって、お二方の考え方にマッチしていると思うんだけどなぁ・・・・

6章はどーでもいいや。
彼らに「オンナとオシャレ」を語らせてもまったく面白くないし。
食に関しては、ホリエモンがお勧めする渋谷の焼き鳥屋「鳥重」は本当にお勧めだなと同意。
同じく、のんべい横丁にある「鳥福」は旨さでは上かもしれないけど、CP悪いからな。
お金に関しては、少しぐらいお金持ちに対する幻想を抱かせろと苦言しておく(^^;


彼らの対談と同じように、本の内容紹介という目的からそれて、
だらだらと思うままに書いてしまった。
でも、ホリエモンと同じように過去は反省しないでおく。

 

結局のところ、この本の価値って何かと問われたら即答できると思う。
良いか悪いか別として、時代の寵児となった二人の風聞から想像する性格と、
本書を通してわかる彼らの性格は、寸分違わずに一致するという事。

ただ、その確認ができるだけの本です。
あー、あと1時間程時間がつぶせます。

うん、書評になった。

 

ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」
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おすすめ平均 star
star対談なのに堅苦しくない
star絶妙のバランス。ひろゆきを見直した。
starボヤキ、居酒屋政談、床屋経済談

(※1) さよならピアノソナタの「それから」を描いたもの?
まだ読んでないから内容知らないけど購入した友達皆が絶賛してる。
今日町田で購入。楽しみです。

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