« XMLマスター:ベーシック 合格につき | トップページ | あやかしびと レビュー »

2005/07/18

姑獲鳥の夏 映画版

京極夏彦原作の「姑獲鳥の夏」映画版を観てきました。

途中で寝てしまいました(爆)。寝るほどつまらないという事では無いと思います。前日5時まで起きて勉強してたのが原因ですね。以下感想は途中で寝てた人間の戯言と聞き流してください。

一言で言うと面白く無かったです。(あれ?w)
雰囲気は明智小五郎シリーズみたいな古典推理サスペンスもの。何も映画でやらなくとも夏のサスペンススペシャルとかでTV放映すればいいじゃん、というぐらいの出来。尊敬する水木しげる氏役で出演できた京極氏にとっては映画化の意味はあったのかもしれないけれど・・・

そもそも京極氏の高密度の物語を、2時間程度の尺で詰め込もうというのが無理なのではないかな。京極堂シリーズの妙味は、京極堂が語る必要以上の蘊蓄にあると思っています。しかし映画版では蘊蓄の表面をなぞっているだけに過ぎなかった。深いレベルまで語るとするならば、文字ベースで反復し提示しなければ読者の理解は得られないと思うのです。時間の限りある映画は初めから京極堂シリーズを表現しうるメディアではなかったのではと思いました。

今作品の核ともなる姑獲鳥の由来。中国伝来の「こかくちょう」か、日本伝承の「うぶめ」か。この辺りの説明も不十分に感じました。「産女」と脳内変換せよという事か?。ここはきちんと文字で提示する必要があるでしょう。名称・名前の記し方には意味があり、その由来を楽しむ事ができる或る種文献的な側面が、京極堂シリーズの面白さなのだから。

結論からしまして、私としましては映画版は残念ながらお奨めできません。
原作読みましょう。

|

« XMLマスター:ベーシック 合格につき | トップページ | あやかしびと レビュー »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49030/5025602

この記事へのトラックバック一覧です: 姑獲鳥の夏 映画版:

» 「姑獲鳥の夏」という発表会 [絡新婦と野狐の寄り合い所]
京極夏彦原作の話題作「姑獲鳥の夏」を見てきた。 なんと満席 開演前、映画館では「京極夏彦ってあれとった人だよね?」          「陰陽師なの?」「こわいらしいよ」などの談笑がちらほら。 ん〜君たち何を理由にこの映画を選んだわけだね?と… 京極夏彦と言えば、ついついみんな手甲つけて、着物きて、 地蔵とライフジャケット持参でくるかと思っていました。 あと編みかけのセーターも要持参です。 出演者と監督が豪華ってのが集客要因です�... [続きを読む]

受信: 2005/07/18 23:41

« XMLマスター:ベーシック 合格につき | トップページ | あやかしびと レビュー »