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2005年4月の8件の記事

2005/04/20

ちーちゃんは悠久の向こう

第4回新風舎文庫大賞受賞作「ちーちゃんは悠久の向こう」を読んだ。

作者、日日日(あきら)氏は86年生まれの高校生だ。若さ溢れる作風を期待したら良い意味で肩すかしを食らった。寧ろ古風ともいえる言い回しを多用しながらも、堅くなりすぎず流麗で読みやすい文体は、まさに現代風といえる。

文体もさることながら構成も特徴がある。物語の先が読めない。それどころかジャンルを把握することもできなかった。「ホラー」なのか、「恋愛小説」なのか、「水木しげる」なのか。新時代の作家はジャンルにおいてはボーダーレスになりつつあると、近時強く感じるけれど、彼はその中でも抜きんでているかもしれない。

キャラクタもよい。ライトノベルで蔓延する「典型的な型」を演じるだけの「役者」ではない。何をしでかすか予想もできず、はらはらと据わりの悪い気分にさせてくれる。思考のぶれといったところか、あやふやさを内包した人間が物語りを造っている。

あとがきに久美沙織氏は作者に「オトコの子」を感じたと語っていた。私は作者に「観測者」を見いだした。言葉が違うだけでとらえ方は似ているかもしれない。現代日本は「個」ありき、と言うと字面はいいが、ようは自己中心。これが閉塞的に働いて自己妄想。都合のよい舞台設定を作り上げ、その上で人形を繰るという物語が氾濫している。その中にいて、この若き才能は、なんでもないありふれた舞台設定を選び、人間・人生の負の部分を隠すことなく、すらと書き記す。私は、常々、清濁混ざったのが人間らしさと捉えている。残虐な殺人・暴行事件がニュースで「非人間的な行為」と表現されることがあるが、全く以て間違いである。人間が起こす行為は「人間的」だ。おそらく作者は私と同じような思考の持ち主と思う。言葉や事象に努めて先入観・貴賤・常識を抱かぬよう注意しているのだろう。だからこそ彼の文章は型破りでいて流麗であると感じられるのだろう。人が無意識に感じている客観的バランス感覚に合致するからだ。

彼には、これからも型破りであり続けて欲しい。

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2005/04/19

堀江さんの錬金術

島根の会計事務所の所長さん、山根氏のブログで面白い記事があったので紹介。

題して「ホリエモンの錬金術」です。
ライブドア社長の堀江さんが、いかにして3000万余円から、700億円以上を錬金するにいたったかを分析します。

彼を応援する人も、そうでない人も、一読する価値ありです。


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2005/04/15

竹(独)島問題1

中国の反日デモが明日大規模で行われるとか、アジアの嫌われ者・悪人になっている日本。アジアに属する国として悲しい限りである。

特に隣国でもあり、日韓ワールドカップを成功させた韓国との関係悪化が激化している。今年は日韓友好の年として定められ、韓流ブームも手伝い友好的関係が更に深まると予想された。しかし島根県が「竹島の日」なる記念日を条例で設立したことで、韓国国民の心情を逆撫でした形になった。盧武鉉大統領も、一転して歴史問題に触れる政策転換を行った。

さて、そもそも問題になっている竹島(韓国名では独島)の領土権の正当性はどこにあるか。日本の教育において北方領土の領土問題は口酸っぱく教わったものだが、竹島については全く触れられていなかった。流石に今年の教科書には竹島の領土権が記述されているらしい。

反対に韓国では、しっかりと自国の理論武装を踏まえて教育している。このあたり見習わないといけないと思う。見習うと何故か怒られるんだけどさ。

私も不勉強だったので簡単にググって勉強している。日本のサイトを観ると完全に、国際的・歴史的・法規的に、竹島が日本の領土のように思える。私は日本人であるし、この論拠を信じ、竹島の韓国不法占拠を直ちに解除させるべく自衛隊の出動、ないし、国際法廷での紛争解決を望む。

韓国サイドの意見をみると、これまた国際的・歴史的に竹島が韓国の領土のように思える。法規的な論拠に些か無理があるものの論理的に論じてはいる。韓国はこの論拠に従い、日本に対し竹島の領土権を主張し、国際法廷で争えば良い。

結局、領土問題など、歴史認識をすりあわせて解決するような問題ではない。パレスチナ問題も然り。如何にどちらかの国の主張が正しいにしろ、正当性を根拠に解決なぞするわけがない。最終的にはビジネスライクな決断をせねばならないと思う。特に竹島の領土権争いが激化している原因は、その200海里資源の奪い合いにあるのだから、反対に帰結点も探す事ができるのではないかと思う。

どちらにしろ、もっと政府レベルで話し合わないといけないし、もっと日韓国民同士が両者の認識を知る必要がある。歴史問題の認識齟齬が決定的な事を知るのが紛争解決の前提と思う。

しかし民族・国というのは面白いものだ。一種の呪いみたいなもんかもしれない。神がバベルの塔を崩した時に行ったような。

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2005/04/14

ブロッコリーに泣く

先週末、ブロッコリー株を208円で2,000株ほど購入した。
昨日の後場で225円で売却し、34,000円の利益確定。
デジ子万歳とか思いつつ、ほくそ笑んでいたのだったが・・・

今日の前場開始から1時間後ぐらいに、
ふとブロッコリーの株価を覗くと、380円程度に上がっている。
ガンホーの続落から、ネットワークゲーム関連の連想を経て、
手頃の価格帯であるブロッコリー株が仕手の対象に選ばれたのだろうか?
これは祭りに参加せねばと382円で1000株購入。

ストップ高が無い銘柄なので、このまま500円程度まで行くかなと思っていたら、399円で反転。
元々収益あげていない会社なので、暴落する可能性もあったため、降下中の312円で損切りした。
前日の利益を相殺し、結局36,000円の損失である。

一気に株価は280円まで降下した。
その後前場の終わりに350円程度まで値を戻す・・・
もうちょい我慢してたら損失も少なくてすんだなぁ・・・と思いつつ、
良い勉強になったと、ここまでは余裕でいたのである。

午後からは人と会う予定があったので、後場は覗けなかった。
18時頃、喫茶店でポートフォリオを確認。
バンダイ株は調整がはたらいたのか、かるく値を落としていた。
予想範囲以内でホールドを再認識。2800円を目指す。

スクウェア・エニックスは、ガンホーに次ぐネトゲ会社なのに続落。
この株、牛のように重いなぁ・・・
そのうちDQオンラインとか発表して上がるだろう。
長期にかまえてホールド。

ケンウッドは株価変わらず。
TVでも紹介されていたので暴騰するかと期待してたんだけど・・・
新社長の下で構造改革を進めているらしいし、PERが低めのなので、
長期に構えていれば、そのうち2倍あたりになってるだろ。ホールド。

三井製糖は軽く値を下げる。
前日、好調だったから問題なし。
砂糖という市場で、圧倒的シェアを誇り、低PER。
なんか良くしらないけど取引数が上がってきているから、
そのうち暴騰するかもしれない。結構期待。

前日スク・エニを除いてすべて好調だったので気持ちも余裕である。

さて、前場で損をしてしまったブロッコリーの株価を一応確認してみるか。

500円

前日比およそ130%高?
はて、私の目がおかしいのか。

208円ホールドしたままだったら、80万の含み益だったわけですか・・・

orz

株、向いていないなと感じましたとさ。
(ガンホーを最初に手放した人よりはショックは小さいか・・・)

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2005/04/12

ひぐらしコンシュマー化決定

同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」のコンシュマー化が決定したそうだ。

なるほど同人ゲームといえども、エロゲではなく移植はしやすいのは確かだ。メディアミックスの展開といい営業活動のほうも一流だなと感じました。

さて商業への移植となると、あの独特なキャラ絵を刷新するのだろうか?とか、著作権フリーのBGMも商業目的であると権利関係に問題がないのだろうか?とか、色々と心配したり、期待したり。移植がアルケミストという点で、少し危惧もあったり。

とりあえず対応機種も決まっていないわけで、続報待ちということで。

公式サイト

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Lia Newアルバム

LiaさんのNewアルバムが5/25に発売されるらしい。
詳しくはLia’sCafe参照のこと。

注目度はこれから否応なく上がると思ってます。アットホームなファーストLiveが微笑ましかったわけですが、良い思い出になってしまうぐらいヒットして欲しいですね。

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2005/04/07

ローレライ

役所広司主演の『ローレライ』を観てきた。

原作は福井晴敏氏の「終戦のローレライ」。「亡国のイージス」で一躍有名になったのは記憶に新しい。「イージス」を読んだ樋口監督が惚れ込んでしまい、映画用の脚本を依頼して今作品が生まれたという逸話もある。そのとき興業的要素も鑑みて、「亡国のイージス」のようであり、かつ女性が登場する話を依頼したという。映画には華が必要ということだ。

既に映画館に足を運び、この作品を絶賛していた知人の話では「泣ける」という。歳をとり涙腺がゆるんだと言えども、数多の泣きシナリオを読みあさった猛者を自負する私にとって、どの程度泣けるだろうかと楽しみにしていた。

結局のところ、泣きどころはそこそこにあるのだろうが心の琴線を震わすには至らなかった。その理由は「人」の存在感である。ローレライシステムというSFを戦争映画に持ち込み新鮮さは感じられる。しかし戦争映画の醍醐味である各人の葛藤という心理描写が描き切れていない。つまりこの映画は漫画・アニメに近い。ディティールよりもデフォルメが重要視されている。そのせいなのか、この映画に登場する「人」は「役」の域を越えていないように思えた。典型的な「潜水艦船長」、典型的な「役立たずな首脳部」、典型的な「傲慢な米国人像」。そんな「役」が踊る映画など、犯人を知ってしまった推理小説を観ているかのようで、退屈すぎた。

こんな私も、ゲーム・漫画・アニメという3大サブカルチャーの申し子であって、言い換えるとヲタクである。日本人は世界で一番デフォルメという様式美を理解している人種であるという誇りさえある。しかし、これらメディアにおいてでさえ、デフォルメだけで受けていたのは遙か昔の話である。デフォルメの中にリアリティを求める時代になっている。つまり「人」「社会」「現実」を、隠し味として忍ばす事ができるかが、より求められていると思う。

突拍子もない設定、今作でのローレライシステムなどは些末なものだ。アイスクリームのトッピングのようなもので目新しさを演出する要素にすぎない。興行的には、観客導入において効果を発揮するのだろうが、ロングランになる映画は、核となるアイスクリームの味わいがあるはずだ。成熟したメディアは表現方法こそ異なるものの、帰結点は同じになると私は思う。物語を語る上で重要なのは「人」を描けるかにあると思う。

比較するのも失礼かもしれないが、潜水鑑映画の名作である『眼下の敵』を鑑賞いただきたい。私が言う心理描写の答えがそこにある。名作は「人」を描く。

批判ばかりになったが、駄作ばかりの邦画の中ではマシな方だ。海をCG・潜水艦を模型とする特撮技術は、ハリウッドの最新技術だそうだ。見応えのある絵に仕上がっている。シナリオも『アルマゲドン』で泣けた人ならば、反対にお奨めできるほどだ。つまり大多数の日本人には満足いくレベルの映画だと思う。しかし忘れられていく映画の典型であると私は思うのである。

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モバイルと電源と喫茶店

AirH"[4x]の繋げたい放題コースを利用しているのだけど、およそ月8000円の利用料金のわりには、十分活用しきれていないと思っていた。

最近、外で長時間ノートPCを使う機会が、否応無く増えている。AirH"活躍ということになるのだけど、ここにきて別の問題が浮上してきた。電源問題である。

私が利用しているノートPC「Let'sNote CF-W2」は、フル充電で9時間程は保つはずだ。普通に利用している分には問題ないはずなのだが、Webサーフィンとネトゲを同時に動かすなど、CPUパワーをフル活用した場合、幾分利用時間は短いようだ。5時間保たない事もある。

街中でモバイル機器の電源が切れてしまうと困ってしまう。充電しようにも、普通の喫茶店やらでは電源を貸してくれないのだ。無断で電源を借りてしまうと窃盗で捕まってしまう


ホットスポットを提供する飲食店・喫茶店では、電源の貸し出しサービスを行っているところも最近出始めているそうだ。銀座ルノアール系喫茶店(NewYorker'sCafeなど)がそれだ。渋谷・町田など私のホームタウンで営業しているので、最近活用している。

面白いホームページの記事があった。パワースポットの可能性についてである。ロシアのトラファルガー云々じゃないけど、離れた地点に電気的なエネルギーを発生させることは技術的に可能らしい。無線電源が実現できたなら、機械周りの煩雑なコード類がなくなるわけで、それだけで需要は多いと思う。生きている間に体験してみたいものである。

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