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2005/03/17

科学する麻雀

ネット麻雀界のカリスマ とつげき東北氏の著書「科学する麻雀」を購入した。

麻雀専門書は数多あるけれど、その論説の根拠を問われると、著者の経験則と勘であったり、はたまた常識だとか格言であったり、最悪なのは流れとか運の取捨とかオカルトに走るものもある。結局のところ、あたかも真理であるかのように説いていながら、なんの科学的実証を試みる事がなかったのだ。

帰結点の根拠があやふやであるから、「どのような状況で」「どの牌を切るべきか」「リーチをすべきか」「ダマでテンパイをとるべきか」「ベタオリすべきか」「下りる際何を切るべきか」を、明確に記していない。これで技術習得本といえるのか。

本書は、統計学的・工学的アプローチで麻雀を分析し、真の意味で麻雀に勝つための技術を記している。その技術は明確な科学的根拠が提示される。その根拠の一部を担うのが膨大な実戦データである。筆者は、不特定多数の打ち手による実戦の牌譜データを、ネット麻雀「東風荘」のログ機能を用いて採集した。その数6万試合分に及ぶという。この生データを元に分析を行い、それまで常識とされてきた技術の根拠を探ろうとしたのである。

その結果、幾つもの常識の根拠が無いことが証明され、それに代わる新たな技術が提示されることになった。新たに打ち出した麻雀技術は、誰もが習得可能で、直ぐに実践しうる技術であった。

そして、その効果を身を以て証明したのが、誰でもない著者自らなのである。彼は研究結果に従い東風荘で麻雀を打ち続け、最強プレイヤー達と称される超ランキング卓の住人となったのである。

これら分析結果が本当に正しいかは私には断定できない。しかしながら、少なくとも憶測・希望・妄想で語られてきたものよりも説得力があるのはあきらかだ。最近PSP版麻雀格闘倶楽部をやっているのだが、本書の「ベタオリ技術」に従うようになってから、30試合平均の放縦率が15%から13%に低下した。たかが30試合平均であるので、確率論的には偏りの問題なのかもしれないが、その効果の手応えを私自らは感じている。

麻雀ファンであるのならば、一回は目を通すべきである名著であった。


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