ネコソギラジカル(上) 読了
西尾維新「ネコソギラジカル 上 十三階段」読了です。
上巻終了時点では人死には殆どありませんが、題名通り中巻以降は、根こそぎでラジカルな殺戮劇の話になりそうですね。相当数の主要キャラクタが惜しみなく死んでゆく事が予測されます。というより予告されています。おそらく下巻の最後までに残るのは、語り部たる「ぼく」とヒロインの玖渚の二人だけなのではと思っています。
上巻では終章を語る上での助走みたいなもんで、殆ど物語の核が語られません。最後の最後で今まで名前でしか登場しなかった、橙なる種「想影真心」が登場します。この時点を以て「戯れ言シリーズ」を結ぶ為のキャラ配置が完了したということでしょうか。
本番は中巻以降のようです。次巻中巻「赤き制裁VS橙なる種」では、題名の両者の過去に「ぼく」を絡ませつつ話をつなぎ、下巻「青色サヴァンと戯言遣い」で、「ぼく」と玖渚との過去を明らかにするのでしょう。
物語の帰結点が座りの良い形になっていればと思いつつも、後味が悪く心に引っかかる程度の憎たらしさが、氏の物語の愛すべき点と思うのは倒錯でしょうか?
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