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2005/01/10

雲のむこう、約束の場所

新海誠監督作品 劇場版アニメ 「雲のむこう、約束の場所」を観て来ました。

前作「ほしのこえ」を、ほぼ一人で作成した伝説から、はや2年。その間16ヶ国に発表され、DVDセールスは、国内6万、海外3万を越えたそうです。インディーズアニメのセールスとしては、現在最高記録とか。

数々の賞を受賞し、一躍注目のアーティストとして新海氏の名前は広まりました。初の長編アニメーションとなる今作品は、彼の引き出しを探る意味でも、注目の作品となったわけですが・・・

めちゃくちゃ良い。
どこかの巨匠が作った枯れた映画の何倍も面白い。

青さを前面に押し出した爽やかなジュブナイルストーリー。朝の清浄な空気を連想させる透明感、光の陰影、構図の妙。天門氏作曲のBGMも、作品に非常にマッチしている。登場人物の心の機微を音で表したかのよう。

残念だった点は、ストーリー展開が、やや巻いていたように思えた点です。1時間半という上映時間では語りきれない情報量と感じました。個人的には、あと30分分の物語の肉付けが必要だったと感じています。

ヒロキ・タクヤ・サユリの3人が共有した「あの頃」を時間を掛けて描いて欲しかった。突然姿を消したヒロインと、飛行機作成の断念のシーンが映像化されていない。意図的に省略したのかもしれないが、中盤の見せ場になったかもしれない。世界をとるか、サユリをとるかの二択にゆれる、ヒロキ・タクヤの心の葛藤も、もっと深く追求して欲しかった。蛇足かもしれないが、後日談を軽く補足する程度で触れて欲しかった。
このように注文が多くなるのも、良い作品であった裏返しかもしれません。

若き才能は埋もれさせてはいけません。そのためにもセールスが上がらなければなりません。DVD/CDが今年2月に販売されるそうです。迷いなく予約を入れておきました。

ポスト宮崎の一番手として、次回作以降も期待が高まるばかりです。

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映画 監督:新海誠 公式サイト:http://www.kumonomukou.com/ 前作 「ほしのこえ」 をほぼ一人で作り上げたことで名高い新海監督の初長編 [続きを読む]

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